南阿蘇鉄道トロッコ列車「ゆうすげ」号
.
 
トロッコ列車ゆうすげは全車指定席です。指定席券はJR九州の窓口でも入手できます。発売条件は、
  • 発売は3号車のみ
  • 乗車は全区間(立野-高森)
  • 発売期間は1ヶ月前から前日まで
  • JR乗車券を同時購入または提示
写真の乗車券は、乗車3日前、鹿児島中央駅で購入しました。

 
トロッコ列車ゆうすげ
南阿蘇鉄道は、1986年、国鉄高森線から引き継いだ第三セクターです。トロッコ列車ゆうすげは、立野−高森(17.7km)を小1時間で結びます。機関車はDB16形ディーゼル、2機の機関車が3両客車の前後に付き、プッシュプル運転を行います。運転は3月〜11月の土休日、春休みや夏休みは毎日運転します。1日2往復(2号〜5号)。3両編成、全車指定席。@立野

 
立野を出発
中松でちょっと長く停車
DB16形ディーゼル機関車
高森に到着

 
客車
客車は貨車からの改造です。3両編成で、1号車だけ毛色が異なりますが、2号車と3号車は同型です。写真手前は3号車、高森行きでは機関車に次いで先頭です。@立野

 
1号車
2号車(3号車も同型)
サイドロゴ
車両への出入口

 
車内
貨車からの改造で、乗り心地はよくありません。振動や騒音が大きく、車内アナウンスが聞き取れないことがあります。窓はアクリル製で、上下に開閉できます。この列車は、乗り心地に期待するのではなく、窓を全開にして、車窓を楽しみます。(ただし、この日は雨)

 
左右にボックス席が並びます
4人掛けボックス席、狭いです
天井は不燃性のシート張り
ドアは内側に折り畳み開閉

 
停車駅にて
南阿蘇鉄道にはユニークな駅があります。駅長がパティシエで駅舎がケーキカフェとか、駅舎自体が温泉とか・・・、また、あちこちの駅で阿蘇の湧水池が見られます。

 
長陽(ちょうよう)、駅舎カフェ
阿蘇下田城ふれあい温泉
南阿蘇水の生まれる里白水高原
高森=南阿蘇鉄道の終点

 
日本一長い駅名
左は一畑電鉄(島根県)の駅で、当時は日本一長い駅名でした(2005年8月撮影)。現在は、駅名が「松江イングリッシュガーデン前」に変わり、右が日本一長い駅名になりました。
  • るいすしーてぃふぁにーていえんびじゅつかんまえ(23字)
  • みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげん(22字)

 
車窓
列車はカルデラの南側を走ります。車窓には阿蘇五岳や外輪山の雄大なパノラマを観ることができます。しかし、この日は雨、阿蘇のパノラマは雲の中でした。写真は白川渓谷、立野を発車してすぐ飛び込んでくる絶景です。

 
立野を発車してすぐ・・・
白川渓谷の絶景が観られます

 
気動車との併結運転
帰りはこの列車でした。トロッコ列車に併結されますが、普通列車ですので、トロッコ指定券(500円)は不要です。ゆうすげ4号と5号が、普通列車を併結します。普通列車は立野側に併結し、上り(立野行き)では先頭になります。@高森

 
トロッコ列車に併結
立野までトロッコ列車と一緒です
シートはボックスとロング
機関車越しに見た白川渓谷

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2012年11月