四万十川トロッコ紀行

 
四国では、新緑のシーズン、夏休み、紅葉のシーズンに、次のトロッコ列車が走ります。
  1. 瀬戸大橋トロッコ号・・・岡山-高松、岡山-琴平
  2. 大歩危トロッコ号・・・阿波池田-大歩危
  3. 四万十トロッコ号・・・窪川-宇和島
  4. 清流しまんと号・・・窪川-宇和島
2と3は、運転区間が異なりますが、車両は同じです。3と4は、運転区間は同じですが、車両が異なります。それぞれ、特徴あるトロッコ列車が四国を走ります。
(2010年の運転実績より)

 

 
(普通)四万十トロッコ号
四万十トロッコ号は、窪川〜宇和島を予土線(若井-北宇和島)を経由して走る普通列車で、全ての駅に停車します。2両編成で、1号車(トロッコ)は指定席(定員61名)、2号車(気動車)は自由席です。所要時間は2時間半、かなりの長丁場です。@江川崎

 
間もなく始発駅・窪川を出発
ヘッドマークは四万十トロッコ
窓ガラスはありません
普通列車とすれ違い@近永
宇和海を先に通します@北宇和島
終点・宇和島に到着

 
キクハ32系トロッコ客車
四万十トロッコ号は、定期列車のダイヤで、定期列車に置き換わって運転されます。そのせいか、客の乗り降りが多く、乗客数が、めまぐるしく変化します。トロッコ車両は指定席です。

 
キクハ32系の表示
客車ですが運転席があります
客の入れ替わりが多いです
天井の室内照明
4人掛けボックス席
ここは定員3名です(15番ABC)

 
キハ185系気動車
トロッコ客車には動力装置がないため、牽引は、強力なエンジンを搭載した特急仕様のキハ185系気動車が行います。この車両は自由席です。@江川崎

 
キハ185が牽引します
室内は特急仕様です
ここは自由席です
シートピッチは94cm

 
車掌から見た四万十川
窪川〜江川崎では、車窓に四万十川がお供します。江川崎〜松丸では、その支流・広見川がお供します。また、随所に沈下橋が見られます。沈下橋は、増水時に水面下に沈むように造られた橋で、流木による倒壊を防ぐため、欄干がありません。

 
若井駅を過ぎると、列車は左に
進路をとります(直進は中村線)
窪川から江川崎まで
四万十川に沿って走ります
鉄橋を渡るたびに川の流れが
逆になります(川の蛇行のため)
真新しい橋梁がありました
国道381号線半家バイパス
沈下橋
このような橋が随所に見られます
このあたりで四万十川とも
お別れです@江川崎付近

 
瀬戸大橋トロッコ号
高松駅に、瀬戸大橋トロッコ号(アンパンマントロッコ)が停まっていました。瀬戸大橋を渡るトロッコ列車で、全席指定の快速列車です。

 
キハ185が牽引します
窓の下半分にアクリル板
木製の椅子が並んでます
小学校の教室のようです

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2010年8月