大井川鉄道
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SL急行
大井川本線「金谷-千頭」(39.5km)を、SL急行が走っています。国鉄時代の旧型客車を使用し、昭和レトロを感じさせてくれます。とにかく古いです。急行券560円(座席指定制、小人半額)、所要時間は約1時間30分です。@千頭(せんず)

 
1935(昭15)年の製造です
長い編成時はE10が後押し
レトロな客車、この日は7両編成
列車の愛称は「かわね路」号

 
SL急行の車内

 
デッキドアに「三等」の表示
レトロなボックスシート
電球による室内照明
空調は扇風機

 
大井川本線
大井川本線には、私鉄から移籍した電車が走っています。写真は16000系、近鉄南大阪線から移籍しました。普通列車、2両編成、全車自由席。@千頭

 
16000系、近鉄時代は特急でした
エアコン装備で快適です
21000系、南海高野線から移籍
京阪3000系とC56

 
井川線
井川線「千頭-井川」(25.5km)の起源は、大井川発電所(現在は廃止)の専用鉄道でした。当時の軌間は軽便鉄道(762mm)、その後、狭軌(1067mm)に改軌されましたが、トンネルなどの車両限界はそのまま残ったため、車両の大きさは軽便鉄道のままです。とにかく小さいです。現在は、観光鉄道として、大井川に沿って、風光明媚な車窓を楽しむことができます。@千頭

 
DD20ディーゼル機関車が牽引
バスより小さな客車
下り(井川方面)はDLが後押し
上り(千頭行き)はDLが先頭@奥泉

 
井川線列車の車内

 
天井の高さは195cm
手を上げると天井に届きます
車両の幅は175cm
両手を広げると左右の窓に触れます
車端の3人掛けシート
こちらはロングシートの車両

 
アプトライン
井川線の「アプトいちしろ-長島ダム」の区間は、長島ダムの建設により水没するため、経路の変更が行われました。勾配は90パーミル、このため、アプト式が採用され、この区間だけが電化されています。写真の列車は、左から、ED90アプト式電気機関車、DD20ディーゼル機関車、客車5両の順です。

 
「アプトいちしろ」駅で
ED90アプト式電気機関車を連結
線路にはアプト式歯車
電気機関車の車高はかなり高い
手前はディーゼル機関車
「長島ダム」駅で
アプト式電気機関車を切り離し

 
長島ダム

 
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撮影: 2006年5月