SL人吉
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(快速)SL人吉
8620形蒸気機関車、1922(T11)年製造、矢岳駅に静態保存されていたものを整備、走る蒸気機関車として蘇りました。最初の営業運転は1988年、「SLあそBOY」として、熊本−宮地を走りました。その後、故障で現役を退きましたが、肥薩線100周年にあたる2009年、「SL人吉」として、熊本−人吉で復活しました。客車は3両編成、全車指定席。@坂本

 
8620形58654機の勇姿@白石
真鍮性のヘッドマーク
きれいな状態に保たれています
58654、形式8620、大11日立

 
客車
50系3両編成。「あそBOY」時代は、ウエスタン調の配色でしたが、「SL人吉」では、和風でシックな色調に造り替えられました。先頭車(1号車と3号車)には、展望ラウンジを備え、走るパノラマビューを楽しむことができます。@白石

 
1号車展望ラウンジ(人吉方)
2号車のSL人吉ロゴ
3号車の機関車形式ロゴ
3号車展望ラウンジ(熊本方)

 
車内
木の温もりを感じさせる車内には、本革と布地のボックスシートが並びます。また、1号車と3号車の車端に展望ラウンジがあり、2号車にはビュッフェを備えます。座席以外のスペースを多く備えるため、定員は132名と、SL観光列車の中では少ない方です。

 
黒の本革シート
ワインレッドの本革シート
茶系の布地シート
緑系の布地シート

 
【ビュッフェ】 2号車の3号車寄りにビュッフェがあります。ビュッフェというより売店と呼ぶ方がしっくりします。ここでは、食事、飲み物、オリジナルグッズを販売します。また、売店の隣には、写真撮影用のスペースがあり、帽子や制服などが備えられています。

 
【ライブラリ】 1号車と3号車にミニSLライブラリがあります。1号車はSL模型、2号車はSL文庫によるライブラリです。

 
展望ラウンジ
1号車と3号車の車端1/3のスペースに展望ラウンジがあります。1号車は白木とメープルウッドを用いた明るい色調に対して、3号車はローズウッドによるシックな色調が対照的です。写真は1号車

 
白木とメープルウッドのラウンジ
走るパノラマビュー(1号車)
ローズウッドに包まれたラウンジ
ベッドのようなソファ(3号車)

 
停車駅にて
上り列車(熊本行き)の場合、5分以上停車し、車外に出ることができるのは、一勝地、白石、坂本です。ここにも、築100年を越え、開業当時の姿を残す現役駅舎がありました。@白石(しろいし)

 
一勝地駅にて
縁起のよい駅名が人気です
白石駅、1908(M41)年開業
築100年を越える現役駅舎です
坂本駅にて
白石駅と同時開業です

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2012年11月