はやとの風
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(特急)はやとの風
はやとの風は、鹿児島中央と吉松を1時間半で結ぶ観光特急で、途中、築100年以上を経過した現役の木造駅舎が残る嘉例川と大隅横川に停車します。2両編成=指定席1両+自由席1両。予備車を加えて3両編成(指定席を増結)もあります。@大隅横川

 
鹿児島中央駅を出発
嘉例川駅にて
展望スペースの窓
吉松に到着

 
車内
鹿児島中央寄りの1号車(キハ47)は指定席、吉松寄りの2号車(キハ147)は自由席で、車内は、木の温もりを感じさせるデザインです。1号車と2号車では配色が異なり、1号車指定席の方が明るい色調です。写真は1号車

 
シートピッチは98cm
テーブルは肘掛け収納式
背もたれは板です
運転席背部にボックスシート8席
2号車の色調はシックです
モケット色も1号車と異なります

 
フリースペース
1号車、2号車とも、車両中央に展望スペースがあります。椅子は木製で、座面は板、板の上に直接座ることになります。また、1号車だけですが、2号車寄りに車販スペースとトイレを備えています。写真は1号車

 
展望スペースには・・・
椅子とカウンタがあります
車販スペースとトイレ
車販スペースのベンチ椅子
2号車にも展望スペースがあります
窓は上方に湾曲しています

 
嘉例川駅
肥薩線に、戦火で失われず、開業当初の姿を残し、かつ、築100年を越える現役の駅舎があります。「嘉例川」と「大隅横川」、どちらも、1903(M36)年開業、九州では最古の現役駅舎です。無人駅ですが、きれいに整備されています。国指定、登録有形文化財

 
列車はしばらく停車します
開業100周年の記念碑
きれいに整備された待合室
駅名表示板と改札口

 
大隅横川駅
大隅横川は、嘉例川から吉松方面へ3つ目の駅で、嘉例川と同じ年に開業しました。その駅舎は、築100年以上を経過していますが、きれいな状態で保存されています。ホームの柱に太平洋戦争で受けた機銃掃射の跡が残っており(写真なし)、戦争の傷跡を今に伝えています。嘉例川同様、無人駅で、国の登録有形文化財に指定されています。

 
大隅横川駅の大看板
駅舎正面右の軒下
嘉例川とよく似た造りの待合室
改札口も嘉例川と似ています

 
桜島
鹿児島から隼人までの一部区間で、列車は海岸線に沿って走ります。このとき、車窓に桜島が見えてきます。桜島は、標高1,117mの活火山で、噴煙をあげ、海上にそびえ立つ山容水態は、異彩を放っています。

 
列車は海岸線に沿って走ります
車窓に桜島が見えてきます

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2012年11月