あそぼーい!
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シーボルト@長崎、2001年11月撮影

 
あそぼーい!、キハ183の歴史

●オランダ村特急
1988年3月、長崎オランダ村への観光客誘致のため、小倉(後に門司港)−佐世保でデビューしました。車体の配色はオランダの国旗をイメージして、上から赤・白・青に塗られました。

●ゆふいんの森
1992年7月、783系特急ハウステンボスが博多−ハウステンボスに登用されると、オランダ村特急は役目を終え、活躍の場を九大線に移し、博多−由布院−小倉を走りました。車体色はモスグリーン、ゆふいんの森T世(キハ71)とともに、ゆふいんの森U世として親しまれました。

●シーボルト(写真)
1999年3月、九大線にゆふいんの森V世(キハ72)が投入されると、オランダ村に戻り、長崎−佐世保を大村線経由で走りました。車体色はオランダ村特急と同系色に戻りました。

●ゆふDX
2004年3月、大村線に快速シーサイドライナーの運転が増えると、再び、九大線に異動、博多−別府を結び、由布院へ観光客を運びました。最初は漆色(赤)でしたが、2008年に山吹色(黄)に塗り替えられました。

●あそぼーい!
2011年6月、九州新幹線が全通すると、阿蘇への観光誘致のため、ゆふDXに白羽の矢が立ちました。装いも新たに登場した「あそぼーい!」ですが、オランダ村特急から数えて四半世紀が経過し、老体にむち打つ日々が続いています。


 
(特急)あそぼーい!
キャラクター犬「くろちゃん」と一緒に阿蘇に出かけませんか。阿蘇の景観を満喫できるよう、先頭車に180度パノラマシートを設け、お子様向けに親子シートや遊び場を設けたユニークな「あそぼーい!」です。熊本−宮地を1時間半で結び、土休日や夏休みを中心に、1日2往復運転されます。4両編成=全車指定席。@宮地

 
正面から見たお顔
ASOBOY、KUROのロゴ
宮地側が1号車です
180度パノラマシートが特徴です

 
くろちゃんのラッピング
くろちゃんとは、「あそくろえもん」と呼ばれる犬の愛称です。車両のいたる所に、くろちゃんのラッピングがあしらわれています。

 

 
パノラマシート(1号車、4号車)
1号車と4号車にパノラマシートがあります。シートは3列、固定式で前後転換やリクライニングはありません。宮地行きでは1号車、熊本行きでは4号車が先頭になります。定員18名=1号車1〜3AB,D、4号車8〜10A,CD。特急券は、通年で通常期料金の200円増し。

 
1号車のシートは赤系
4号車のシートは青系
180度パノラマな前(後)展望
1人席は1号車がD、4号車はA

 
白いくろちゃんシート(3号車)
3号車に、白いくろちゃんシートと呼ばれる親子シートがあります。通路側に大人または小児、窓側に随伴の幼児(無料)が座ることを想定していますが、乗車券類は、親子シート1個で1名として販売されます。定員9名=3号車1〜4A,5〜9D。特急券は、通年で通常期料金の200円増し。

 
足元は十分広い
テーブル付きです
木のプール
図書室

 
普通席(1号車、2号車、4号車)
3号車を除いて、普通席があります。座席は、目でも楽しめよう、号車ごとに異なるカラフルな配色になっています。また、2号車にはボックスシートが4区画あります。定員100名。写真は2号車

 
1号車、定員28名
シートピッチは96cm(1号車)
2号車、定員28名
ボックスシート(2号車)定員16名
4号車、定員28名
テーブルは小さい(4号車)

 
その他の設備(1〜4号車)
3号車に「KURO CAFE」と呼ばれる車販カウンターがあります。子供用の低いカウンターも設けています。車販カウンターの前にはソファ、その奥にベビーサークルがあり、親子連れにやさしい車販カウンターです。

 
カウンターベンチ(1号車)
コンパートメントベンチ(2号車)
ラウンジ(4号車)
ラウンジのカウンター(4号車)

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2012年11月