知床紀行

 
(特急)オホーツク@網走

 
「網走」駅
知床観光の玄関「網走」駅。ここには、網走刑務所と同じ赤レンガで造られた門があります。駅名表示は縦書き。これは、受刑者に対して、「横道にそれることなく、まっすぐ生きて欲しい」という願いが込められているとか・・・
当ページでは、網走から知床に至るルート上の観光スポットを紹介します。
縦書きの駅名表示
網走駅にDMVがいました

 
「北浜」駅
最初の観光スポットは、北浜駅。釧網線、網走から4駅目、11.5km、普通列車で15分のところにあります。北浜駅は、オホーツク海に最も近い駅、とか、流氷を眺めることができる唯一の駅、とか言われます。流氷の季節に、降り立ってみたい駅です。
目の前にオホーツク海が広がる
流氷が間近に見られる駅

 
小清水原生花園
小清水原生花園は、オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた全長8kmの細長い砂丘の上にあります。7月が、最も美しい時期であり、色鮮やかな花々で観光客を楽しませてくれます。代表的な花は、町花であるエゾスカシユリ。このほか、エゾキスゲ、ハマナスなどが咲き乱れます。
記念撮影ポイント
砂丘の向こうはオホーツク海
遊歩道は、隣駅の
「浜小清水」まで延びています

 
オシンコシンの滝
オシンコシンの滝は、水の流れが2本になっていることから、別名「双美の滝」とも言われます。名前の由来は、アイヌ語の「オシュンク・ウシ」=「エゾ松が群生することろ」という意味です。1990年、日本の滝百選に選ばれました。
マイナスイオンがいっぱいです
近づくと水しぶきで涼しい

 
知床峠と知床五湖
知床峠は、斜里町ウトロ地区と羅臼町を結ぶ国道334号線、通称、知床横断道路の頂上にあります。天候が良ければ、ここから、遠く国後島も望むことができます。写真の山は、羅臼(ラウス)岳、知床半島の最高峰(1,660m)です。
知床五湖は、峠をウトロ方面に降りたところにあり、原生林に囲まれた5つの湖から成ります。湖の名称はなく、入口から順に、一湖、二湖、三湖、・・・と番号で呼ばれます。
澄んだ日には、国後島が見えるはず
知床五湖のうち、ここは一湖

 
知床観光船「おーろら」
知床観光船は、おーろら1号と2号の2隻が運航します。冬季は流氷観光船にもなります。写真はおーろら2号、こちらに乗船しました。カムイワッカの滝までの硫黄山コース、所要時間は90分、乗船料金3,100円(こども半額)、特別船室400円(こども同額)です。ただし、料金は、2009年7月現在
特別船室
2階サイドデッキ
特別船室から見た舳先
後部甲板にある展望デッキ

 
カムイワッカの滝
カムイワッカの滝が見えてくると、観光船は滝に近づき、ここで折り返します。カムイワッカの滝は、アイヌ語で「神の水」という意味。川の水は、硫黄山を源泉とする温泉です。上流に露天風呂があり、その湯は、強い酸性の硫黄泉で、生き物を寄せ付けない「魔の水」と呼ばれています。遠くに見えるは、硫黄山(標高1,562m)、知床半島2番目の標高です。
海に突きだした奇岩は「象の鼻」
クンネポール、アイヌ語で「黒い穴」
イワウベツ川(硫黄川)の河口
背後の山はラウス岳(羅臼岳)
カムイワッカの滝
アイヌ語で「神の水」

 
Appended Photos
定期観光バス
観光バス車内
知床へは、網走駅から定期観光バスを利用しました。知らない土地で、効率よく観光スポットを巡るには、定期観光バスが便利です。 都市間夜行バス用の3列シートで、乗客の定員は28名。この日の乗客はたった5名でした。後ろに見える車窓は、長〜い直線道路。北海道の道路は、どこまでも真っ直ぐです。

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2007年8月2日,3日