サンライズエクスプレス

 
1998年、サンライズが登場しました。これまでのブルトレ=青い車体のイメージをがらりと変えた2階建てのスマートな電車です。ちなみに、カシオペアのデビューは、ちょうどこの1年後です。

サンライズは、オール2階建て・オール個室です。1人用個室が主体で、2人用個室はツインの各4室のみです。A個室はシングルデラックスが各6室あります。B個室はシングルが最多で、ツイン、シングルツイン、シングル、ソロと多彩です。このうち、シングルツインには補助ベッドがあり、1人でも2人でも利用できます。また、寝台券不要で指定席扱いのノビノビ座席(カーペット座席)もあります。

サンライズ瀬戸/出雲は、それぞれ、7両編成です。東京から岡山までは併結運転し(14両)、岡山で切り離します。その後、サンライズ瀬戸は瀬戸大橋線を経由して高松に向かい、多客期には松山まで延長されます。サンライズ出雲は伯備線経由で出雲市に向かいます。東京-高松の所要時間は9時間半、東京-出雲市は12時間、客車式ブルトレと比較すれば、かなりの韋駄天です。

サンライズゆめは、予備車両を用いて、東京-広島を多客期に臨時列車として走ります。編成はサンライズ瀬戸/出雲と同じ7両編成、所要時間は12時間です。


 

 
シングルデラックス通路

 
4段の階段を上がります
階段を上がると個室ドア
個室から階段を見下ろします
ルームキーは暗証番号式

 
シングルデラックス室内

 
出入口のドア
ベッドは線路に平行
洗面台などのアメニティ
大きなテーブル

 
ベッドとその周辺

 
向こう側が足元になります
上部に湾曲したおおきな窓
向こう側が枕元
枕元の台は多目的に使えそうです
枕元にチャンネル盤
暖房と照明もここで入切します

 
鏡とその周辺

 
洗面台
室内照明灯
液晶テレビ(7インチ)
トンネルでは受信が途切れます
BSアナログ放送を受信
ビデオ放映はありません

 
テーブルとその周辺

 
モダンな椅子
冷房の吹き出し口
風量はレバーで調整します
電源コンセント
ヘアドライヤも使えます

 
シングルDX平面図

 
シングルDXデータ
部屋
230(窓側)
195(通路側)
×200(奥)×190(高)cm
ベッド 85(幅)×195(長)cm
134(幅)×39(奥)cm
120(幅)×70(高)cm

 
シャワー室
脱衣室
鏡とヘアドライヤがあります
シャワールーム
お湯は6分間でます
シングルDXの室内にはシャワーはありませんが、同じ車両(4号車・11号車)に無料で利用できる専用シャワーがあります。シングルDX以外では、3号車・10号車(ソロ)に共用シャワーがあり、シャワーを利用する場合は、車掌からシャワーカード(310円)を買います。利用時間の指定はなく、深夜でも利用できます。また、シャワー室には、ボディソープとシャンプーが備えられています。

 
シャワーカード
シングルDXでは、アメニティセットとして備えています。

 
アメニティセット
シングルDXでは、検札時に車掌から写真のようなアメニティセットがもらえます。左上から、
  • テッシュペーパー
  • レディスキット(耳かき、ヘアバンド)
  • シャワーキャップ
  • レザーキット
  • シャンプー、リンス
  • 化粧水3点
  • タオル
  • くし
  • 洗顔フォーム
  • 歯磨きセット
  • 石鹸
このほか、サニタリィ袋、靴クリーナがあります。

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2002年2月、2008年8月、ほか