あさかぜ

 
「あさかぜ」は、2005年2月28日、最後の運転をもって引退しました。また、あさかぜと同じ設備をもつ日本海1号/4号(大ミハ所属)も、2008年3月14日の運転をもって引退しました。

1958年、日本初のブルトレ「あさかぜ」が誕生しました。その翌年には「さくら」が誕生。あさかぜは、まさに、日本のブルトレ時代の幕開けとなった列車といえるでしょう。東京〜下関を15時間かけて走ります。走るホテルと異名をとった絢爛豪華なあさかぜも、終焉の時を迎えます。2005年3月のダイヤ改正で、さくらとともに引退しました。

あさかぜの3号車はA寝台個室「シングルデラックス」です。部屋数は10室。あかつきや日本海1号/4号と同じ構造です。ここでは、シングルDXの個室内を紹介します。


 
あさかぜ
東京を出発して15時間後、下関に到着した「あさかぜ」

 
A1個室車両入口
運転区間は、東京-下関

 
A1個室シングルデラックス

 
シングルDXの通路
ルームキーはカード式
室内幅147cm、ベッド幅80cm
朝になってシートを剥がしました
通路の天井裏を利用した荷物棚
照明・空調の操作パネル

 

 
テーブルとテレビ
VHSデッキを備えます
収納式洗面台
室内照明と鏡
壁灯(室内照明の一部)
読書灯

 
カード
カード式ルームキー
シャワーカード

 
アメニティセット
シングルDXには、ビニール袋に入ったアメニティセットが備えられており、持ち帰ることができます。
  • フェイスタオル
  • シャワーキャップ
  • サニタリィ袋
  • カミソリ
  • 歯磨きセット
  • 石鹸(ケース入り)
  • シャンプー
  • リンス
  • くし

 
シャワールーム
脱衣室、ヘアドライヤがあります
シャワー、6分間お湯が出ます
シングルDX車両に専用のシャワー室があり、A1寝台個室の利用客は無料でシャワーを利用できます。利用には、シャワーカードを使用し、利用は1回限りです。

 
ラウンジカー
あさかぜは24系ですが、ディーゼル発電機(電源車)はありません。代わりに、ラウンジカーにパンタグラフがあり、ここからサービス用の電源を供給します。

 

 
寝台列車の館★ホームページ
撮影: 2004年11月