「あかつき」は、2008年3月14日、最後の運転をもって引退しました。
あかつきは、京都〜長崎を12時間で結び、京都〜鳥栖では「なは」(京都-熊本)を併結します。京阪神〜九州へ夜間の移動手段として、往路、復路とも、午後8時頃出発し、午前8時前後に到着します。時間的には、ちょうどよいダイヤ設定でした。
あかつきの6号車はシングルDX、全部で10室です。はやぶさ・富士のシングルDXは14室ですので、比較すると、ずいぶん広く感じます。
8号車は、彗星から移行したB寝台個室「ソロ」で、中央通路の左右に2段の個室が並びます。部屋数は28室、「北斗星」や「はやぶさ・富士」のソロと比較すると、かなり狭いです。しかしながら、ベッドが線路方向ですので、横になったまま車窓を眺めるのに好都合です。
7号車はB寝台個室で、ツイン7室とシングルツイン6室から成ります。この車両は、配色の違いはあれ、トワイライトのB寝台個室と同じ構成です。また、10号車はレガート車、座席車ですので指定席特急券で乗車できます。シートは独立した3列で、リクライニングは後方に深く倒れます。また、毛布とスリッパが備えられおり、長時間の乗車でも快適に過ごすことができます。 |